フラジール クリア
子供向けホラーなのかな。廃墟の独特な孤独感を存分に味わえる作品、と思いきや幽霊やらロボットに立ち向かうアクションゲームになってた。アクションは悪くないんだけど、ちょっと敵が多すぎて孤独感とは遠い作品になってしまっている。
クリアして特典CDを開封したのですがエンディング曲が入ってないのにがっかり。もう一度聞きたかったのにな。
良かったところ。
- 歌
- 廃墟の雰囲気、病院を最後のほうに持ってくるのはホラーの醍醐味ですね。
- 孤独・後悔を綴ったショートストーリーを混ぜるのはゲームの雰囲気に合ってて、すごくよかった。まぁ当たりハズレはあるけどね。
- PFとアイテム屋のストーリー
- 猫がかわいい。
駄目だったところ
- パッケージにいるヒロインがほとんど出てこない。空気。
- 武器が壊れやすい。
- アイテム屋がランダムで、武器を買うのが面倒。
- 操作、武器交換が面倒。ゼルダのような素晴らしい先例があるのだから、もっとストレスの無い操作感覚にして欲しかった。
- 途中までは廃墟とその孤独感がよく表現できてたのに最後の展開が残念。
70点。
コミック「漂流教室」「サバイバル」「望郷戦士」あたりが好きな人にはオススメできるかな。自分の嗜好なんで責任は取れませんが。
↓ネタバレあり
シン(ラスボス)が情けない、サイ(包帯女)の最後の行動のせいで、このゲームが台無しになったと思う。あれはラスボスへの救いではない、勘違いで世界が滅んでしまったことが分かった事への絶望です。
手を差し伸べる役はセト(主人公)でよかったと思うんだけどなぁ。レン(ヒロイン)がほとんど出てこないのも残念すぎる。最後のキスシーンとかさ、あれじゃサイがヒロインですよ。
このゲームのコンセプトはwiiリモコンを懐中電灯に見立てた廃墟巡りなんだから、それを邪魔しないようなストーリーで、セトとレンが二人で終わった世界を旅する展開が良かった気がするんだよなぁ。
ダムでのアイテム屋には驚かされた。人間じゃないとは思ってたけど、それを上回るまさかの展開。PF・クロウ・アイテム屋、本当の孤独と戦うロボットたちのお話は泣ける。
本当にサイだけが残念。
公式の裏PVには笑わせてもらいました。あのノリで二週目やれればよかったのにな。