ゼルダの伝説 スカイウォードソード クリア

ゲームを始めて目新しさがある内は最高に面白いゲームだと思えた。
しかし、面倒な移動、同じ事の繰り返し、プレイのスピード感を損なう「がんばりゲージ」、壊れる盾と少しずつマイナスへ傾き、ラスボス戦で爆発しそうになったけど・・・
エンディングとスタッフロールが自分の琴線に触れ、終わってみれば良いゲームだったと思えた。

60時間ほどでクリア

難易度はシリーズ最高レベル。
新アイテムが増え、アイテムが全部揃うのは中盤以降。
謎解き要素がこれでもか!ってくらい詰まってて、本当に「濃密」なゼルダ

ただ、一つ一つの謎解きが長すぎて、一つのダンジョンをクリアするのに3時間くらいかかる。
毎日ゲームをプレイするような人なら大丈夫だろうけど、一日一時間しかプレイ出来なかったり、毎日ゲームをプレイしないような人は覚えてられなそう。
自分も一つのダンジョンクリアを区切りにプレイしてたんで、結構大変だった。
一時間くらいで一つのダンジョンをクリアして一段落つけるような形がベストだと思う。

リモコンプラスでの操作は最初戸惑ったけど、慣れてきたら一々メニュー画面を開く形よりスムーズにアイテム交換が出来て良かった。

友情をメインに少年漫画の王道を走り抜けたような熱いストーリー。
登場キャラは少ないが、メインキャラは色濃く演出されていて、スタッフロールまで存分に楽しめた。
会話でストーリーが進んでいく場面が多かったんで、普通のボイスを入れても良かったんじゃないかと思う。

今までのゼルダは対等に近いパートナー関係ばかりだったんで、今作のリンクとファイが主従関係を徹底してたのは少し残念。
それに、最後のマスターソードのシーンはプレイヤー自身で操作したかった。

大きな不満点として、空の移動が面白くない。
スピードは出てるんだろうけど、道中の仕掛けは少なく背景の寂しい広大な空をさまようばかりで、スピード感が全く感じられない。
風景の変わらない高速道路を走ってるような感覚で、最初は目新しさや新しい土地へ行くワクワク感が強く心が躍り、すっごく楽しいんだけど、何度も同じコースで移動してると寂しい風景が苦痛にしか感じられなくなってくる。

風のタクトも同じような広大な海だったが、道中に大王烏賊が出たり敵船が出たりと仕掛けが多く移動が楽しめたし、急いでるときは疾風の歌でワープする事も出来た。
スカイウォードソードにもワープする手段が欲しかった。

昼夜の設定もあるが毎回ベッドを探し寝る必要がある、これも風タクなら昼夜の歌で一瞬で変えることが出来た。

スカイウォードソードは十分楽しめたが、自分の評価では満点では無い。
他にも色々と思うことはあるけど、今しばらくはクリアの余韻に浸ろう。