DS さらば愛しき女よ
ハードボイルド小説最初期の探偵と言えばフィリップマーロウの名前がまず挙がるはず。
神宮寺三郎のモデルのような人。(実際は知らない)
超名作アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ
- 出版社/メーカー: フリュー
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: Video Game
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選択肢は一応あるけど、ゲームオーバーがない&迷いようが無い一本道という初心者向けの作り。
ストーリーに関しては原作が超有名なので、もう色んな場所で語りつくされていて何も言うことが無い、ハードボイルド小説&ゲームが好きな人なら絶対に楽しめるストーリー。
アニメ調のイラストでも原作の雰囲気をよく書けているなーって思った。
原作FANでも、このイラストが受け入れられるなら一見の価値はあると思う。
不満は二つ、
・主人公だけ一部にボイスが付いてて、それを芸人の山本高広が演じてるんだけど、すっっっっごい下手糞。棒読み。DSで販売するってことでの客寄せで安い芸人を使ったんだろうけど、作品として無い方がよかった。
パッケージの裏にこんなん書いてあると、俳優頼りのつまらない翻訳アニメ映画みたいな売り方に見えます。
・値段が高い・・・800円の小説が、3時間程度の紙芝居になって5000円ってのはちょっと高すぎる。1980円くらいが妥当。それか、シリーズ全部入れての値段だったら良かったのに。
ラストバレットというクソゲーを作ったフリューの製作ですが、今回はまぁまぁの出来。
原作が有名だから売れると思ってゲーム化したのか、それとも製作者個人の愛が溢れてゲーム化したのかわかりませんが、ゲーム化しちゃった度胸だけは褒めてあげたい。
けどまぁ、ちょっと端折ってる部分もあるので、原作読んでない人は原作小説を読むことをオススメします。